そして1ヵ月後、りあも結構成長した。きっと周りの支えがあったからだと思う。そして、私たちは3人で新たな生活を始めた。アヤトは高校を中退し、バイトを一生懸命やっていた。りあは相変わらず、夜鳴きもひどくて今は、りあの子育てをするだけで一苦労の毎日。でも、日常は笑顔でたえなかった。
「ただいま~♫♪」
「おかえり~!!」
「りあは??」
「起きてるよぉ!!」
「おぉ~!!りあ~♡起きてたかぁ!!」
「お風呂入れてくれる??」
「オッケー」
「ありがとう その間にご飯作るから」
「おう!!」

 アヤトはりあが生まれてからすっかり父親になっていた。