その日の夕方はずっと騒がしかった。
いろんな人が倉庫を出入りしていた。
私は皐月に会いに来る人たちと
いっぱいしゃべった。
「お、皐月!!!!!!久しぶりやな!!」
この人、見た目は結構イケメン。
茶髪に黒目。いたって普通の人。
でも、この感じ。絶対強い…………。
「あ、夏輝さん。こんばんわ。」
「さんは、止めろ。一応兄弟なんやから。
で????こっちが蓮南ちゃん????
始めまして、
小暮 夏輝【Kogure nathuki】です。
よろしくなぁ~!!」
「…………はい。」
「ははっ、そんな警戒すんなやぁ~。
それより……。
その目と髪……。綺麗やなぁ……。」
綺麗なんて、
皐月にしか言われたことなかったのに。