その帰り道……。




皐月はあのあと私と優美くんに一発ずつ(でも、優美くんには蹴りもいれられてた。)くらっていた。






「蓮南ちゃぁぁぁん。許してよぉ。」

「……。」




いや、私は一発しか殴らなかったけどさやっぱり許せないじゃん??



まぁ、そんなこんなでさっきからずっと無視を続けてるんだけど、さすがに可愛すぎて許してしまいそうになる……。



「蓮南ちゃぁぁん……。」




うるうる……。




うぅっ……。




グイッ



「えっ??」


「もう、許してくれないなら……。」




チュッ


「へっ??」



いきなり人気の少ない路地裏的な所に連れ込まれたと思ったらいきなりキスされた。




「もっとしてあげる。」


「ちょっ……。……んんっゃあ……。」



触れるだけのキスからだんだん深くなってきた……。自分の声が自分の声じゃないみたい……。



「おぉー。こんなとこでかわいい子達がキスしてんじゃんっ!」


チュッ




「なに??」


キスの邪魔されてムカついたのかイラついた声で話す皐月。ってか、わざとリップ音ださないでよ……///


まぁ、私もちょっと邪魔されてムカついてるんだけど……。もっとしたかったなぁ。なんて////




「きゃっ、怒っちゃってかーわーいーいーっ。てか、俺にもキスさせてよぉ。」



そういって肩を触ってきた。



イラッ




ゴンッ


「てめ、人の女に手ぇ出してんじゃねぇよ。」





ちょっと、男の人皐月に蹴られて壁に頭打ったよ。しかも、ゴンっていったよ。ゴンって。





「いくぞ。」


「え、あぁ、うん。」