次の日にはもう、風邪は治っていて完全復帰していた。
「おー、蓮南もう大丈夫なのか?」
「うん!!もう、大丈夫だよー!!心配かけてごめんね!」
「そうかそうか。」
ぽんぽん
「おい、人の彼女にさわってんじゃねぇよ。雷河。」
「こわい。こわい。」
付き合って間もないけど皐月の独占欲がすごくたかいと思う。そんなところもかっこいいと思う私はバカなのだろうか……。
「蓮南ちゃん。こっち」
「へ??」
「おいで??」
うっ……。
「恥ずかしいよ……」
「いいからおいで。」
皐月にひっぱられ座ったのは、皐月の脚の間。
こんなこと、前にも合ったような気が……。
「おいおい、イチャイチャすんなよ。」
「うるさいな。いいじゃん。ねっ??」
「……ばか。」
すっごい、心臓どきどきいってるんだけど……。
「あ、皐月。最近この辺で暴れてる奴が居るんだとよ。」
「なにそれ。誰?」
「いや、しらん。が、かなりの強さらしい。」
「ふぅーん。」
どうするんだろう。
「ちょっとその辺はしってくる。」
「え、皐月??」
「蓮南ちゃんはダメだよ。」
そういって、皐月はいつもの喧嘩するときの格好になってバイクではしっていった。