あーあーあーあー。
ほとんど倒されてるし……。
笑ってみてた女子たちも、叫び声をあげている。
水龍なんて、息上がってないし。
こりゃ、楽勝だな。
そう思っていたとき。
「なぁ、そこで見てるお前。」
水龍が呼び出したのは……。
「なに??」
皐月だった。
「俺と殺らねぇか??」
「ごめん。僕は喧嘩しないんだ。」
あはは……。
おもいっきり嘘ついてるし。
「じゃぁ……」
そういってこっちに歩いてくる水龍。
なんか、嫌な予感が……。
予感は的中した。
「こいつを賭けて勝負ってのはどうだ??ニヤッ」
「は??」

