「おい。」






HRが終わってもあいつの殺気のせいで









静まり返った教室






その教室の空気を壊したのは








「ちょっとこいよ」









そいつ自身だった。






「……なに??」

「お前、なにもんだ??」








場所を変えてここは屋上……







前の扉。







屋上は入れないのだ。







「なにもんって??なにが」

「俺の殺気で反応しなかったのはお前だけだだから、ただもんじゃねぇんだろう。」

「別に。ただ、知り合いがあんたみたいなヤンキーなだけだよ。」









別に嘘はついてない。







皐月は族の総長だし。








「へぇ~」