「水龍【suiryu】……。」 そいつは、入ってきたのは瞬間に殺気を出したから。 誰だ、こいつ。 名字だけ名乗る男。 見た目は、まぁイケメン。 でも、灰色の髪に緑色の目はそいつの印象を悪くしている。 こいつ、ただ者じゃないな……。 気をつけなきゃ。 「じゃあ、席は……そこな。」 先生が指差したのは 私と反対の廊下側の後ろの席。 よかった、関わらなくて済む……。 そして、HRは終わった。