「蓮南ちゃん。起きて~。」
ユサユサ
だめだ、起きない。でもこんなとこで寝てたら風邪引くし……。
よし、運ぼう。
「おいしょっと。」
ひょいっ
うわっ、軽い。
僕。ちゃんと持ってるよね……??
「あ……いる……。よかったぁ……。」
さぁ、運びますか。
「ん……皐月……。」
あれ??起きた??
スースー
「ね、寝言か……。」
部屋についてベッドに寝かせると
「はれ??皐月……??」
「あ、起こしちゃった??ごめん」
「ん~大丈夫大丈夫。
それより……、えっと……なんだっけ??ん~と……。
あ、そうだ。皐月の話。聞きたい。」
「へ??」
「なんで、皐月が桜花にいっちゃったのか。」
あ、そうか……。僕の話言わなきゃ……。