パチッ
「……。」
「お、おはよう……??」
「あれ??蓮南ちゃん??なんで~??」
「覚えてないならいいよ。」
「うん……。あぁ~頭いたい……。」
「ただの飲み過ぎだよ。皐月。」
「僕、お酒のんだの??」
「うん。」
「そっかぁ……。」
会話が止まり、静寂が辺りを包む。
すっ……
「蓮南ちゃん……冷たいね??
僕、どれくらい寝てたの??」
「えーっと……」
確か、部屋から出たのが8:00ぐらいだから……
「一時間ぐらい??」
「えっ!!ずっとこの体制で!?」
「うん。」
「ヤバイじゃん!!風邪引くよ!!な、中に入ろう!!」
グイッ
「へっ!?」
いきなり手を引っ張られてそのまま倉庫に戻った。

