カタカタカタ
……。
部屋にはキーボードを叩く音だけが響く。
ん……??
これは……
「おい、樹。これ見ろ。」
「へ??」
私が見つけたやつは
「桜花と黒滝が……関わってる。
あの、黒瀧は
桜花から銃をもらってたみたいだね。」
「でも、皐月がなぜ桜花に行ってるの??」
「……わからない。」
だめだ。考えても答えが出ない。
「そういえばさ、黒瀧と殺りあったときから
さっちゃんがおかしくなったんだよね??」
「え、うん。」
「まず、さっちゃんが撃たれるなんて
おかしいんだよ。
さっちゃんて結構強いからさ。
銃弾なんてよけれるはず。
だから、撃たれる前になにか
言われたのかも。」
それなら……
「……。」
「どうした??」
「黒瀧に乗り込む。」
「え??」
「黒瀧に聞けばわかる。」
私はそのまま1人で黒瀧の倉庫に乗り込んだ。