「だめだ。見つからねぇ。」

「こっちも、やっぱり特になし。」




♪~





「もしもし」

『あ、樹。俺だ、雷河。』

「どった」

『皐月の情報は??』

「なし。」

『こっちもだ。まだなにもねぇ。』

「そうか……。」

『あ??どうした。遥。

ん、ん、え、そうなのか!?』

「どうしたの、雷河。」

『目撃情報。
桜花の倉庫に入ってく
白髪の女っぽい奴を見たらしい。』

「桜花??」





桜花【Ouka】……。




「ねぇ、樹。
桜花って確か女の総長じゃなかった??」

「え、そう。でも
桜花ってそこまで力があるわけでも……。」




「それに、特に関わりがあるわけでも……。」

「調べる。」