今の体制は、雷河に私がつまみ上げられてて






下から、皐月が上目遣いで睨んでいる。






ん……。


やっぱりおかしい。




酔ってるにしては、顔も赤くなってないし。
ろれつの回りかたが変だ。






わざとしてる??




でも、何のために??




「皐月。殺気出しすぎ。」

「返せ」

「雷河??離していいよ。
ちょっと皐月と話してくる。



皐月、外に行こう。」







私は話すことにした。