「た、だ、い、まぁ」 走ってきたから、息が上がって話ずらい。 「おかえり。優香」 いつものように、叔母は言ってくれる。 でも、それを聞くのも、今日が最後になっちゃうんだ。 そう思いながら、叔母に、新しく家を見つけた事を話し、自分の部屋に戻って、荷物をまとめた。