レモンな初恋




「あはは、ナイナイ」



 あたしは大袈裟に笑った。


 そんなの、あるわけがない。


 すると湊は、「分かんねーだろ」と言って頭を掻いた。




 そのまま、あたしは9時になるまで相談し続けた。



 クッキーは無くなって、ミルクティーも2杯も飲んだ。


「ありがとな」


 お礼を言うのはあたしなのに、湊はそう言って帰って行った。



 連也くんのことは、少しずつ答えを出せばいい。


 だって、あたしの心の問題なんだし。



 ただ今は。


 湊に、ありがとうだ。