いや、嘘だ。
地味男=イケメンにならないよ!!
「な、わけな、いでしょ……」
「あーあ、ばれた。」
「いや、ばらしたんでしょ。坂野くん。」
信じられない。
だって、学校の坂野くんはもっと、なんていうか……
いつも、地味。
ごめんと、心の中で謝った。
口には出してないけれど、思っちゃったから。
ってか。
「なんで地味な格好してるの?そのままの方がカッコいいのにー」
あたしみたいな凡人とは違うんだから、もっと出せばいいのに。
「だから、かな」
少し悲しそうに呟く、坂野くん。
……もしかしたら。
カッコいいことで辛い思いをしてたのかな。
「ふーん、そっか。」
あたしは、坂野くんの頭を撫でた。
無意識だった。


