レモンな初恋





「あり得ない」




 確かにかっこい……いのか?


 まあ、ブサイクではないけれど。




 いや、あれが……?




 長年一緒にいたけれど、一度もカッコいいと思ったことなかったよ。



「あ、湊とはただの幼なじみだよ。まあ、高校になってからは話してないけどね」



「あー……なるほど。……で?イケメン君とはなにがあったのさ」



 珍しく佑香がしつこい。



「えっとね?」



「あたし、結構心配してんだよ?架樹なんにも相談しないし」



 その言葉で、ちょっとハッとした。



 そうかこれは、佑香なりの心配なんだ。



 でも、嘘つきます……



「あの人は……」




 この前河原でイケメンが寝てて。
 ちょっと話しかけたら仲良くなっちゃって。
 で、この前は遊びに行ったんだ。
 したら流れ……?みたいな感じで手、繋いじゃって。
 実はそれから少し意識し始めて。
 なんか、これってこここ……


「恋なのかな?みたいな。ど、どうっすか」