「お前、めっちゃ元気だな」
水族館は、思っていたよりも大分広かった。
そして、サメやイルカやアシカ、アザラシ……
ペンギンなんかまでいた。
ここって、水族館?
幼稚園とか以来だから、初めての感覚だ。
「だって、こんなのあり!?」
「なんか、子供みたい。」
連也くんはそう言うと、ぷっと笑った。
「うるさいなぁ!楽しいんだもん。」
まさか、ここまですごいとは!
「なんか、デートみたいだね」
なんて言ってみたり。
「まあ、周りはそうだろうしな」
確かに、とあたしは頷いた。
「あっ!ショーあるんだって!」


