レモンな初恋






「そっかー……」



 オレンジジュースを机に置くと、連也くんもレモンティーを机に置いた。



「なあ、架樹」



 連也くんの真剣な声に、驚きながら見てみると、



「俺、もうちょっと限界なんだけど」


 と言われた。



「え?」



 よく分かんないんだけど……



「……だから、俺……」



 そう言うと、連也くんはあたしを押し倒した。



「ひゃあっ!」


 普通に倒れたあたしに、連也くんは跨った。



 ちょ、ちょっと待って……


 これは、つまり……



「あの、連也くん?」


「もう、限界」



 連也くんの顔はちょっと甘くて。