レモンな初恋






 あたしの質問に、どこか悲しい目で答えた連也くんのお母さん。




「……じゃあ、会いませんか?」


「え?」


「その息子さん、あたしの……彼氏です。きっと会いたいはずです!時々、悲しい顔するんです!きっと、会い、たいんです……」



 あたしは泣いてしまった。



 会わせてあげたい。


 この二人を絶対。




「……そうなんですか?あ、の……連也は……」


「……今は、バスケ部で頑張ってます。……まあ、バスケ部ではないんですけど」


「……私、会ってもいいのかしら?」


「はい、だって会いたいですよね?……大丈夫です、あたしがなんとかします!」



 あたしはガッツポーズをした。



「なんとかって……えーと、名前は……」


「宮下架樹です」


「……架樹ちゃん、よろしくお願いします。」




 連也くんのお母さんはまた頭を下げた。



「……いえ、任せてくださいね」


 あたしは笑った後、走って行った。