「へっ?」
上から声が聞こえて見ると、そこにはきれいな女の人がいた。
ここはホテルの中。
もちろん、あたし達が泊まっている。
このホテルにはバスケのコートがあるから、みんなここで練習しているのだ。
あたしは庭にいるけれど、女の人がいるのはホテルのベランダ。
女の人は、制服からして従業員さんだろう。
あぁ……これは客の布団か。
それをうっかり落としちゃったんだろうな。
「これ、持って行きましょうかー?」
少し大きめの声で話した。
「あ、ありがとうございますっ!」
従業員さんは笑って言った。
あたしは走ってそのベランダへと向かった。


