レモンな初恋





 佑香はなんとか理解すると、あたしの手を引っ張って行った。





 コートのすぐ傍で連也くんを見つけた。



「連也くん!」



 あたしは連也くんに近づいて行った。


 宮根くんと話していた連也くんは、あたしに気付くと笑って手を振ってくれた。




「お疲れ様っ!すごかったねー」


「あぁ、ありがとう」



 前もって買っておいたスポーツ飲料を連也くんに渡した。



「まさか、あんたにそんな特技があったなんて……」


 佑香もあたしの隣で驚きながら言った。



「うーん……だって俺、中学バスケ部だったから」


「え!?そうなの!?」



 そんなの知らなかった……


 でも、この前連也くんの家に行った時ボールがあったような……



「ま、次が勝負だろ!」



 宮根くんが連也くんの肩に手を回す。



 二人って、いつの間にか仲良くなってたんだねー。