レモンな初恋





 あたしはドキドキしながら連也くんを見つめた。




 こんな顔、きっとクラスではしないだろう。


 連也くんは優しく微笑んでいた。



「……にしても、ごめんな」


「ううん、いいの」



 あたしだって悪かったから。





 ほんの少しの間のケンカ?は無事に終わりました。





------------------





「ほんっと、あんたらはイチャつき過ぎだから」



 佑香は、お昼休みに仲良くしているあたし達を見ながら言った。


「……そうかな?」


 あたしはそんな風に思ってないんだけど。



「あ、連也くんってなんのスイーツが好き?」


 なんとなく、連也くんに聞いた。


 だって、いつか作りたいから。


「チョコ」


「え、そんな風には見えない。」