レモンな初恋





 一緒に帰ったことあったっけ?


「あー……北村から聞いた。」



 そんなこと、全く知らないよ。


「……ってかさ、これ幼なじみから」



 連也くんはそう言って、手紙をあたしに渡してきた。


 幼なじみって、湊のことだよね?



 手紙を開いた。


 そこには、こう書かれてあった。



【 架樹に話したいことがある。今日の7時に家に行くわ 】




 あたしに話したいこと?


 それって、この前の……



 嫌な記憶がフラッシュバックしてきた。


 黙るあたしに、連也くんは話しかけてくる。



「……なんて?」


「……話があるって」


「……あいつ、なにする気だよ」



 連也くんのオーラは怒ってるようだった。


 ケンカしに行きそうな感じ……


「え、ダメだよ!湊にはきちんと断るんだから」