レモンな初恋







「だから、架樹が幸せならいいの」



 佑香の声はいつもより優しくて、佑香の表情は優しく笑ってた。




 あたしは、胸の奥から熱い何かが込み上げてきて、それが目にまで来た時、佑香に飛びついた。





「え、ちょ、架樹!?」



 驚く佑香に、あたしは泣きながら話す。



「あり、がと…………ホント、あたしって幸せ者……」



 怒ってたわけじゃなかった。

 ただ、純粋にあたしを想ってくれてた。




 なんて良い友達だろう。




「ど、どういたしまして。ってか、親友ってそんなもんよ」


「ち、違うよ……あたしなら、間違いなく怒ってたし」


「そうか?普通、楽しい時は一緒に楽しむのと同じで、悲しい時はあたしも悲しむもんだよ」



 なんか深い言葉。



「よ、よく分かんないけど……分かったよ」


「どっちやねん」



 そんな話をしていると、


「おい、いつまでくっついてんの?」