そして、あたしと連也くんは5時限目をサボり、終わりのチャイムを聞くと教室に戻ってきた。
また、降り注がれる視線。
ちょっと、緊張しちゃう。
隣にいるイケメン姿の連也くんは、気にも留めてないようだ。
普通に席に座っている。
そこに来たのはもちろん………
「「「連也くーん❤」」」
目をハートマークにさせた女子たち。
「いきなり出てっちゃったからびっくりしたよー」
「ってか、イケメンだったなんて!」
「あたしのセンサーを破るなんてすごーい♪」
「「あははは」」
連也くんの無視も気にせずに話し続けるのは、〝引く〟を越して、〝尊敬〟してしまう。
ってか、センサーってなにさ?
イケメンセンサー的な?
こういうことを予想してたけど、ものすっごく嫌。
まあ、まだ連也くんが無視してるからいいんだけど。
次は男子も混ざる。