「うっさい黙れぼけ。」
「なんでいきなり暴言。」
「まあいいや。帰ろ。」
「結局俺の質問は無視かよ。
は~、もう聞くのも面倒だし、帰るか。」
ねえ、日高。
覚えときな、自分が言った言葉。
私が必ず仕返しして、いつも余裕なそのポーカーフェイスを崩してやるんだから。
「あー、お腹空いた~。」
「だから、時間食った星村がラーメンおごれって。」
「はあ?あんた本気だったの!?」
でも、とりあえず今は、この関係を保ってもいいかもしれない。
外に出ると、もうだいぶ暗くて、漆黒の空に変わりつつあった──。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…