思わず食い入るように見てしまったその字。



《日高君へ♪》





え、この字はまさか…星村!?




もしかして、ついに俺にも春が…来た!?






お気づきだろうと思うが、俺は星村夜空にベタ惚れである。



※ちなみに好きな子ほど苛めたくなるヘタレタイプです☆←




慌てて周りの目も気にせず開ける。
























───そして、冒頭のイライラに戻るわけだ。





《実は私、前から日高のことが……



なーんて、私が書くとでも思ったか馬鹿日高!


ラブレター嫌いとか言ってた癖に開くとか笑


まあまあ、怒んないでね~!



これはラブレターじゃなくて、果たし状だからさ。



至急1Bの教室に来るように。




             星村より》





これがラブレターの全容だったよ。



さっきまで喜んで開けた自分を激しく呪いたい。そして星村に一言言ってやりたい。




あいつの事だから、驚かせるつもりだったんだろうな。





だけど、俺から驚かせてやるよ、あほ星村!!












*日高side終わり*