大きな片思い…[完]


そして、いつものように話し始めた。

だか、沙奈が急に話しを変えてきた。

「ねぇ拓也、これでここで話すのは最後にしない?」


と。


最後……?


じゃあ、もうベランダで沙奈と話せないのかよ。


沙奈は俺と話すのがそんなに嫌なのかよ。

やっぱり沙奈は俺の事なんてなんとも思ってないんだな。

俺は沙奈に怒りながら言った。


「はぁ?わけわかんね。今までずっとしゃべってたんじゃねーの?そんなに俺と喋んのがいやなのか。だったら、もういいよ。」


そんな言葉を吐き捨てて、俺は自分の部屋に戻った。