あたしが中学3年の11月ころの話。
このときは偶然だか運命だか知らないけど
森本と席が隣同士だった、
ただ、仲は良くなかった。
というよりはあたしが一方的に距離を置いていたと言った方が正しいかもしれない。
理由は夏休みのメールにあった。
夏休みは仲が良くて、メールも毎日のようにしていた。
そのメールの中で出た話題、好きな人の話。
『愛美は好きな人いるの?』
そう聞かれて、あたしの好きな人はあんただよ。
…と言える勇気はなかった。
だから
『いないよ、そっちは?』
なんて嘘の文章を送った。
そしたら森本からきた返事はこうだった。
『いるよ』
このときからだ、あたし達の仲がおかしくなったのは。
好きな人が居ることにあたしは凄いダメージを受けたし、自分に自信がなくなった。
だから2学期からは森本と距離を置いた。
そのことに対して森本は何も言わなかったし、関係が戻ることもなかった。
そんな関係が続いた11月のある日のこと。
あたしは体調が悪くて机に突っ伏していた。
別に寝ていたわけでもなくただ突っ伏していた。
