しばらく、間が空いた…その間に、空に浮く雲はゆっくりと流れていた…… 『そっか………あの…さ、姫菜。』 航汰くんが女子を名前で呼ぶのは、私だけだ… せっかく、かっこいいしモテるのにな…… と、いつも思うのだが……… 『おい、姫菜…?聞いてる?』 『あ、あぁ…ごめん。で、なに?』 『だから、研究部に入れて欲しい……』