家をでて近所を彷徨っていると、静かに過ごせそうなあまり人のいない森林公園があった。
その時、迷わず僕の足はその公園に向かって歩みを進めていた。
公園の中を少し歩くと木陰の下にベンチがあるのを見つけた。
だからとりあえず僕はそこまで行ってベンチに腰掛けてみたんだ。そしたらすごく気持ちが楽になるのがわかった。
僕は微かに吹いている風を感じながら目を閉じてベンチに深く寄りかかった。その瞬間―…
女「あっれぇ〜?そらくんじゃなぃ?こんなところでなにしてるのぉ?(妖笑)」
ゾクッ
空「!」
ねっとりした気持ち悪い声に僕は勢い良く閉じてた目を開いて声のする方へ目を向けた。
すると、いつの間にか近くに父親の連れ込んでた女の人がいて、ねっとりした目で僕をみていた。
空「…別に…、何も…」
女「ふぅん?そぉ…。そういえば学校はぁ?」
空「……えっと、休み…ました、」
女「そうなんだぁ〜!ふふふ、いけない子だねぇ〜(ニヤニヤ)」
そして、やたらと根掘り葉掘り聞いてくるその人に最小限で返答していると、その人は段々僕の座っているベンチに近寄ってきた。
女「あ!そぉだ〜!あれ受け取ってくれたぁ〜?」
空「…?」
女「ふふ、わからない?よく撮れてたでしょお〜?(妖笑)」
ビクッ
空「!…もしかして…?」
女「そぉ!気に入ってくれたぁ?
あの写真!(ニヤニヤ)」
ゾワッ
空「!」
最初僕はその人の言っていることがわからなかったんだけど、話を進めていくうちに1つの結論に辿り着いた。
空「例のストーカーがその人だって言うことに…。でも、気づいた時には一足遅かったんだ。」
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