月夜の黒猫




空「!緊張…?…あれ…?緊張しないで、話せてる…?!」




女嫌いは緊張しないで話せてる事実に困惑気味である様だった。

































































『アニマルセラピーってやつ。見知らぬ人でも間に動物を介することで無意識的に警戒心が軽減されるもので、対人関係が苦手な人の回復期に行われる方法。今日は黒を介してやったってわけ。』



空「へぇ、なるほど…。」



『ん。』














そこまで説明した私はくろを撫で回しながら返事をした。


そこからまた沈黙が流れる…







































































空「……あの、少し聞いてほしいことがあるんだけど、いい…?」


『………』


空「………、」










そんな沈黙の中、女嫌いが話しを切り出してきた。

私はくろの頭を撫でたまま視線だけ女嫌いに向ける。


女嫌いは黙って返事を待っている様だった。














































『……はぁ、いいよ。』



空「!ありがとう!」



『ん。んで?』







私は仕方なく折れ話しを聞くため促した。







―朔夜side終了―