月夜の黒猫



―裏庭―




あの後女嫌いは歩き出した私の後ろを戸惑いながらもついてきた。



てか、相変わらず女嫌い君素直すぎる…





そんなこんな考えて歩き続けると目的地についた。


























 





































『…とりあえず座れば?』


空「(コクコク)」




私達は日陰になってる芝生に距離をとって座った。






































『………(ボー)』

空「……、」





距離をとって座った私達の間には沈黙が流れる。


私は特に気にすることなく空を見あげてじっと女嫌いが話し始めるまで待った。


















































空「…あ、あの!」

『んー?』



女嫌いは何か言葉を発しようとした。






































空「この前、助けてくれてありgクロ《ニャー!》」


『……くろ、お前はある意味天才だね…』

クロ《ニャー?》

空「……(ガーン)」




女嫌いが意を決して言おうとした言葉にくろの鳴き声が被った。しかも一番大切な部分だし―…



女嫌い君めっちゃ落ち込んでるわ。


私はとりあえず近くにきたくろを抱き抱え頭を撫でた―…




















『……で?』

空「!あ、この前はありがとう!」




私は膝の上で丸まっているくろを撫でながら落ち込んでる女嫌いを促すとさっきの続きを言ってきた。





































『…?助けたつもりはないけど。』




私はくろの耳の後ろを撫でながら言葉を紡いだ。




空「え、でも…!」






『君、律義すぎ。もう少し肩の力抜いたら?…ん。』

クロ《ニャー!》


空「!えっ…?えーっ?!」












でも、女嫌いはそれに対してもまだ反論しようとした。



私はとりあえずいろいろとめんどくさくなったから、1言言ったあと膝の上にいた黒を女嫌いに向けて―…













































































放り投げてみた←





黒もそれに便乗して女嫌いに向かってダイブした。


急なことに女嫌いは対応できなかったみたいで黒を受け止めながらも後にたおれる。