「俺、ツレがいるんで。すいません」 朔はあたしを指差す。 すると、取り囲む子みんながあたしを見る。 「えー?妹さんとかじゃないの〜?」 ガーンとショックを受けた。 あたし、朔の妹? そりゃ、身長が低いのは認めるけど! 妹じゃないです!彼女です! でも……そう言えないのは何故? あたし、朔の彼女なのに……自信がない。 「あの、あたしは……」 あたしはその場でうろたえる。