「座れば?髪、まだ濡れてるから拭いてやるよ」





「そういえば、まだ乾かしてなかった……」




腕を軽く引かれたので、あたしは素直に朔の前に。





「ちゃんと拭いてこないと風邪引くぞ」




「大丈夫だよ!あたしは元気だから」





そういうもんなのかよ……と怪訝そうに呟く朔。





あたしは健康だから大丈夫だよ。





「今は8時、か。売店にでも行ってみるか?」




「売店?いいねそれ。行こうよ」




売店に行くと、数名人がいた。






女の人……いるんだけど、みんな朔のことチラチラ見てる。