「じゃ、また後で夜ご飯でな」
「隣だけどな。後でそっち行く」
朔と将くんの会話が終わったところであたしも楪と離れる。
「朔、荷物……」
「ん?あぁ、どっちに寝る?」
どっち?
「別にどっちでもいいよ?朔が決めて」
色々してもらってるから朔の好きな方選んでいいよ。
「ふーん、じゃあ俺こっちにする。心愛そっちでいい?」
「へ、うん!荷物ありがとー!」
あたしは、改めて部屋を見た。
「それにしても、すごい部屋綺麗だね〜」
「だよな。最近出来たばっかりらしいからな」
新しいところに泊まれるなんてスゴイね。

