「朔はやっぱり優しいよね」 無意識のうちに言葉を発していた。 「そんな笑顔で可愛いこと言うなよ」 朔の顔が近づき、軽く唇が重なった。 触れたのは一瞬。 「朔……!ここ、外だよ!」 「バレてないから大丈夫だよ。つか、誰も見てねぇし」 そういう問題じゃないでしょうが! 朔に振り回されっぱなしのあたしはもう、いろんな意味でクタクタだ。 「朔のバカ」 「バカで結構です」 すんなり返される。 あたしは朔には叶わないみたいだ。