「それに……」 そこで一旦言葉を止め、将くんの耳元に近づいた。 何かを聞いた将くんは、分かった、と爽やかに笑った。 「行こうか、楪」 「え?心愛は……」 「あたしならいいから!行ってきて!」 あたしは起き上がった。 「気分良くなったら電話して?また一緒に回ろ?」 心配そうに言ってくれる楪。 もう、優しすぎだよ! 「うん、それまで将くんと楽しんできてね」 そう伝えると、楪は立ち上がり将くんと行った。 もうちょっと横になろうかな……。 あたしは、横になろうとした。