カタン……カタンカタン
ゆっくりと上へと上がって行く。
ひえぇ、高い……!
冷や汗が流れた。
「心愛、顔青いけど……大丈夫?」
あたしは、ふるふると震えながら頷いた。
もうここまで来たら引き返せない。
頂点に辿り着いた瞬間、息をする間も無く下へ下がった。
あたしは、恐怖で声が出なかった。
どこが初級なの!?と心の中で叫ぶ。
ムンクの叫びみたいになってたかもしれない。
それから、何周かしたあと元の場所へ戻ってきた。
ぜぇぜぇと肩で息をした。
うっ、き、気持ち悪……。
「ちょ、心愛!?」
楪が駆け寄ってきた。

