あたしの悪夢の始まりは、楪の一言だった。 「最初はやっぱり、ジェットコースターだよね」 「ジェットコースター乗るの?」 乗ったことないんだけど。 「心愛乗れない?」 いや、乗ったことないからわかんないです。 「乗ったことない……でも大丈夫だよ、多分」 本当に?と心配そうにあたしの顔を伺う楪。 「心愛が、そういうなら行こっか」 朔を見ると、驚いていた。 「……朔?」 あたしが尋ねると朔は、ニヤリと笑った。