「わー!すごーい!超楽しみ」




あたしは遊園地に着くなりはしゃいでいた。




「何から乗る?」





楪が笑顔であたしに聞く。




でも、それを遮るように将くんが言った。





「ちょっと待てよ、先に荷物置かないと」




近くに今日泊まるホテルがあるらしい。




「そっか、忘れてた」




「忘れんなよ。てか、隣だし」





少し大きめのホテル。





あたしたちは仲良く歩く。




エントランスに行き、受付の人に荷物を預ける。





「さてと、行きますか」





朔の言葉で楽しい時間が始まった。