バシッ

「……っ!泣」

あまりの痛さに声も出ない。

「西川!また寝てただろ!」

「えっ?ね、寝てないですよ??」
焦って誤魔化してみる。
「嘘つけ。」
バシッ

次は教科書の角でしばかれた。

くそっ!
ヤンキー教師めっ

そんな私達を見て肩を震わせ笑っている隣の男の子。

睨み付けるように隣の席をみると
「ばーか」
と口パクで言われた。
なんなの?!ムーカーツークー!!
「うるさい!バカ琉海!」
はっ、大声で言っちゃった!
後ろからダークなオーラが見える。
「うるさいのはお前だ。西川」

ひぇぇ…先生が怒ってらっしゃる!
「あ、あはは…すみませぇ~ん…」
クラスの皆は爆笑…

こうなったのも
あいつのせいだぁぁぁ!