True love

ぽーんぽーんぽーん


ボールが転がる音が聞こえた。



でも私はボールに当たってない。


そーっと目を開けてみたらそこには


私を囲うようにかばってくれた柊 悠哉-ヒイラギ ユウヤ-がいた。

「けがない?」


私は返事ができず、ただこくこくと頷くだけだった。


それでも悠哉はにしゃっと笑って


「よかった!」


とだけ言ってコートへ戻って行った。


紗希奈が声をかけてくれてるけど私の耳には入ってこなかった。


私には既に悠哉しか見えてなかった。