────5分後


少し歩いていたら大きめで古めかしい扉があり、そこで通路は行き止まりになっていた。


そして扉の横を見ると【図書館】と書かれた看板があった。


図書館か…せっかく見つけたし、ちょっと入ってみようかな。


私が扉に手をかけ、思いっきり押すと…大きな音を立てて扉が開いた。


そのまま中に入ってみると、右側にカウンターがあった。


貸し借りも行っているらしい。


また、その場所以外は適度に感覚が開けられた本棚のみが並んでいる。


大きさはかなり広く、図書館の案内図を見ると市立図書館の2階分ぐらいの広さのものが3階あるようだけど、それに見合わないくらい人が少ない。


とりあえず端からザッと見てみるか。


私はそう思い一番左側の本棚から見ていくことにした。


最初の項目は……歴史か。


色々な人物の伝記や、様々な国の歴史の本がある。


でも、私が気になったのは【超能力の歴史】というものだった。