この力があるかぎり




ユナさんに耳打ちされたお母さんは徐々に表情が穏やかになっていった…というか正確にはそれこそ気持ち悪い程の笑顔になっていた。


「美紀。そうだったのね。それならいいわ。その最重要特別捜査本部っていうのに入っても。」


え?ユナさんは何を言ったの?お母さんがこんなに変わるなんて…


「というかユナさん。そんなことでしたら最初から教えてくださればすぐに承諾しましたのに。」


…?本当にユナさんが何を言ったのかわからない…


「お母さん…?何を言われたの?」


私は思い切ってお母さんに聞いてみた。


「え?何って…………あなたが働けば家にも給料が入るって言われたからに決まってるでしょ?」


!!


私はショックだった…


お母さんはお金のためだけに私の能力を見逃している…