この力があるかぎり




――――そして待つこと1時間


私は途中までは扉の前にいたけど、さすがに1時間はつらかったので途中で二階にある自分の部屋に入った。


「美紀さん?」


そういう声が聞こえたと思い、部屋から出て階段の下を見ると、ユナさんにルイカさん。それに…お母さんが階段の下から顔を覗かせているのが見えた。


私はやや足早に階段を降りると、3人の元に駆け寄った。


「それで…話はどうなりましたか?」


私はユナさんの方を向き、そう聞いた。


「それは…あなたのお母さんは大方納得してくれたわ。けれど…」


そう言ったユナさんはお母さんの方に静かに顔を向けた。


「私はまだ腑に落ちないの。どうして私の子が超能力を持ったのか…そしてなぜその力を全て持っていて強力なのかも…」


お母さんは落ち着いた様子でそう話した。