とりあえず、夏樹ちゃんのおうちまで


送ってあげる。


夕方とはいえ女の子一人で帰すなんて


何あるかわかんないからね。


夏樹ちゃんのおうちまでそんなに遠くはなかった。


「今日はほんとにありがとうございました!


あたしが誘ったのにお金、出してもらって!


おうちまで送ってもらっちゃって!」


深々と頭を下げる夏希ちゃん。