「なっ…!!?」
拳を受け止められた龍也、本人は目を見開いて固まった。
他の皆も固まっている。
まぁ、龍也なりに結構強く殴ろうとしていたのだろう。
それをあっさり止められたら、固まるよな。
「…我慢しろよ?」ニヤ
「えっ…」
あたしが言った言葉に意味がわからず戸惑いの言葉を上げた龍也にあたしは拳を振り上げ、殴った。
ドスッ…
「ッ…!!」
ドサッ
地面に倒れ込んだ。
あたしの一撃をガードも無しにしかも至近距離でもろに受けたんだ。
普通なら意識を飛ばしてもいいとこだが
「ッ…て…め…ぇ…」
意識を飛ばるどころか、まだ喋れるようだ。
「へぇ…まだ喋れるんだ。大抵の奴は意識を飛ばすけどな」
倒れた龍也に近づきもせずに言った。
「ケッ…こ…んな…ぐ…らい…余裕…だ…」
面白い事言うな。
まだ、強がれる気力があるって事だしな。
「なら、立ってみろよ」
無理だろうけど。
だって特殊な殴り方だったから。
無理にでも立てば一部の骨が折れちゃうんだよね〜
「そんなの…かんた…ッ!!?」
上半身を起こそうとした火龍は苦痛に顔を歪め、元いた場所に倒れ込んだ。
無理やり立とうとしたからな。
幸いな事にまだ、骨は折れてねぇみたいだけど。

