「うん…
ありがとう。」


えへへ、と笑う君がやけに懐かしく感じた。


「柏くん。
柏くんは覚えたていないよね。

…前世なんて…信じないよね…

柏…幸…くん」


「…?」


「ね、柏くん。
私ね…好きな人がいるの。

今日は卒業式だから告白しようと思うんだ
……どう思う…?」



…隣の席で頼りなく笑う君に…


言わなければならないのだろうか…?



頑張れって…