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「A組行きまーす!」
わっ!
もう来るのっ!?
早いよー…
「美咲大丈夫か?」
「…へ?な、何が?」
「肝試し。平気を装ってるけど、実はお前怖がりだろ?」
「そんなわけ…」
ーピタ。
「いやぁぁぁあ!!」
「こんにゃく」
「…もぅ、大ちゃんのバカぁ…!」
「小さい頃から一緒だから、お前の事は何でも分かるんだよ。怖いのになんで怖いって言わなかった?怖い人は無理して参加しなくて言いって、先生言ってただろ?」
そうだけどー…
「班長だし、代表にもなっちゃったから、出ないわけにはいかないよ」
ちゃんと責任もたないと!
「ふーん…」
「けど、大ちゃん何でここにいるの?脅かす場所は自由だよ?」
「ん?怖がりのお前のために、一緒にいてやってるだけ。1人より2人の方が怖くねーだろ?」
た、確かに…!!
「ありがとう!大ちゃん♪」
「お、そろそろ一番手来るぞ!美咲♪」
ぷっ!(笑)
大ちゃんこんにゃく片手にあんなに目輝かせて…(笑)
本当子供みたいなんだから(笑)
けど…
知らない間にたくましくなったなぁー…
体つきと言い…、性格と言い…。
昔は良く泣いてたっけ?大ちゃん(笑)
懐かしいなぁー…



